そこの病院は精神科ではなくメンタルヘルス科というようです。カタカナにしたら随分雰囲気が変わって見えます。
小さなことですが重要なのかもしれません。名前重要。
待合室には、何人か患者さんがいました。
見た目には健康そうな人たちにみえました。偏見です。
でも、中には手首に傷がある人もいるのだそうです。
初診というわけで、20分くらいかけて、きっちり問診されました。
どんな症状か、体にどんな影響が出ているか、実生活でどんな影響が出ているかなど、詳しく聞かれました。
多少プライベートな事も聞かれますが、病気が病気なので仕方ないです。
とにかく治るためですから、正直に何でも答えます。
そうして診断が下りました。病名は「不安障害」というものでした。
うつ病だと思っていたのですが違いました。ただ、精神系の病気は、これとした診断をするのが難しいそうです。いくつかの病気の症状が同時に見られる人が多いからだそうです。
私も不安障害ですが、大うつ病の症状も見られると言われました。
しばらくは、薬で不安症状を抑えながら、通院することになりました。
そうです、不安を抑える薬というものがあるのです。
飲んでみると、たしかに、不安やイライラといった感じが抑えられて、落ち着いた気持ちになりました。
もっと早く医者にかかっていればよかったと思いました。
私のかかった医師がたまたまなのかもしれませんが、精神系の医者の方は、とても優しい方が多いと思います。人の心を扱うのですから、当たり前のことかもしれませんね。
コミュ障の方は医者のような権威のある人に意見を言えない人が多いようです。でも、私の担当医の方はとても柔和な雰囲気で、普段自分を出さない私がわりとオープンに話すことができました。
通院は現在も続いています。
ラベル:不安障害